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ホスピタリズムとは何か



ホスピタリズム(Hospitalism)とは、乳幼児期に、何らかの事情により長期に渡って親から離され施設に入所した場合にでてくる情緒的な障害や身体的な発育の遅れなどを総称して言うものである。「施設病」ということもある。


実の母親相手のような、甘えや愛情の欲求が、施設の介護者に対しては、相手が勤務のローテーションで変わって行くために、それを示す相手も定まらず、また職員は愛着行動の対象としてはなりにくく、愛情も独占できないために、次第に感情、情緒の表現を抑えるようになり、無関心、無感動、無表情になっていく。また愛着行動の延長線で習得されていく語彙数や言語表現、コミュニケーション能力などの発達もかなりの遅れを呈するようになってくる。このような乳幼児は、一見、おとなしくて良い子に見えることもあるため、注意が必要とされる(出典:大日本百科事典「育児」の項)。


もちろん、これにはジョン・ボウルビィらのいうような、母性的養育の剥奪といったメンタルな部分も働いていて、一概にホスピタリズムがすべての原因というわけにもいかない。しかし、乳幼児の健全な成長にとって乳幼児期の親子関係、特に母親との接触がかけがえのない程重要である、ということは明らかである。



もちろん、これにはジョン・ボウルビィらのいうような、母性的養育の剥奪といったメンタルな部分も働いていて、一概にホスピタリズムがすべての原因というわけにもいかない。しかし、乳幼児の健全な成長にとって乳幼児期の親子関係、特に母親との接触がかけがえのない程重要である、ということは明らかである。



wikipediaより

関連→三歳児神話
http://www.crn.or.jp/LABO/BABY/SCIENCE/SUZUKI/index.html

病院あるいは施設に収容され、母性的養育を欠いた乳幼児の元気のなさや発病率、死亡率が高いことをさしてもちいられる言葉で、施設症候群(institutionalism)と同義である。小児科医たちははやくから施設でそだつ乳幼児の死亡率の高さに注目していたが、当時はそれは栄養や衛生面の不良によるものだと考えられていた。

第2次世界大戦後、大量に生じた収容施設児の食欲不振からくるやせ、元気のなさ、高い発病率と死亡率が世界保健機関(WHO)の注目するところとなり、スピッツやボウルビーらによる研究が開始された。その結果、収容施設児のホスピタリズムは、発育不振、無気力、無関心、自発性減退、共感性欠如などの症候群からなり、それらは栄養や衛生面の不良というよりも、むしろ愛情豊かな母性的養育の欠如によるものであるとされた。

スピッツは、これらの予防には母親ないしそれにかわる養育者による個別的な母性的養育が重要であると指摘し、以来、施設乳幼児の処遇においては、担当制の導入(個別化保育)、スキンシップなど心理面を配慮したかかわりが重視されるようになった。

エンカルタ百科事典より

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